初恋サクラメント

ブランド:Purple software
発売日:2010-12-24
シナリオライター:なかひろ(企画兼任)
原画:皐月徒兎 , 三日月モ , 鳥取砂丘(サブ)   
声優:ヒカリ(桃井いちご)、夜咲星見(夏野こおり)、春日井いろは(鮎川ひなた)、
    南雲岬(五行なずな)、園原由梨(桜川未央)、楓、夏目 摩子(榊るな)、遊田(湖月紅れ葉)
    ノア、内海 春子(佐々留美子)、柊旭(遠野そよぎ)、姫、久良知 文雪(風音)、
    栄原鏡香(木村あやか)、外丸 真一(城樹翔)、南雲 樹(角川竜二)、夜咲、山下(小池竹蔵)

ストーリー
主人公は今年の春からミレニア学園に入学することになる。
家庭の事情で一人暮らしを決意するものの資金面でなかなかいい物件が見つからなかった。そんなとき目に留まった一つのアパート。


管理人は明らかに子供だが敷金、礼金。家賃なしという非常に好物件であったため即入居を決めることになる



そして入居前日


一人の少女が併設されている教会で倒れているのを発見する
記憶もあやふやな少女とルームシェアすることになり学園も牧師の計らいで一緒に通うことになり・・・・

 

・シーン数
ヒカリ3、星見3、岬3、いろは3、栄原1

・各ヒロイン3回目、栄原はクリア後のADDITIONAL SENARIOから

 

 

・共通√
 共通√は大空部に来る以来の謎解きがメインになります。ここは体験版部分でこそなかなか面白いかな?と思いましたが、以降も個別まで同じことの繰り返しでテンポも悪く全体として観ると共通√が一番つまらなかった印象を持ちました。またこの共通で主にヒロイン達と親睦を深めて個別って流れだったのだと思いますが、共通で親睦を深めたのはヒカリだけじゃんと思います。なので個別と共通でぶつ切り感があります。


・個別√(各ヒロインごとに書いていないのは最後の総評で理由をお書きします。ここでいう個別とはヒカリ以外のヒロインを差します)

 全個別共通でヒロインの問題を解決したり、大空部に来る以来が√ヒロインと何かしらの関係があったりします。個別
√のみで見ればどのヒロインもつまらなく、テンポもよく進められます。ただ個別√が結構短いためアレ?これで終わり?と思うことは間違いないでしょう。面白さはどのヒロインもさほど変わらず安定した出来具合と言えると思います


・ヒカリ√
 ヒカリ√が物語のすべてです。はっきりいってこの物語はヒカリの為にすべてが用意されていると言っても過言ではありません。音楽、設定、共通√・・・すべてがヒカリ√への伏線となっています。このヒカリ√ですらのちのグランド√への伏線となるので、ヒカリ√単体では意味が分かりません。主にこの√の役割はヒカリの魅力を前面に押し出し且つこの時間軸で何が起こっていたのかをなぞる意味があると思います。面白さは各ヒロインと比べて飛び出て面白いということは無く、こちらも安定した出来だと思う。


・ヒカリグランド√
 基本的には上のヒカリ√を繰り返すことになります。視点が主人公からヒカリに変わり、そして過去・・・つまり以前のループを思い出した状態になったところからが本番となります。そしてこの√が一番面白いですね。この√の最後の盛り上がりが非常に面白く、共通と今まで出てきたキリスト教の観念が上手く合わさりグランド√を形成してます。特に中盤以降の盛り上がりは初恋のサクラメントの中では一番面白くもありヒカリがどのように成長するのかが上手く簡潔に書かれていると思う。



・総評
 これはもったいな作品だったと思います。共通がダメすぎて先に進むのが辛くなります。先にも挙げましたが体験版部分こそちょっとした謎解きもあり面白いかも!?って思いましたがそれ以降もずっと同じような展開が繰り返されるので各ヒロインとのかかわりってものが薄いです。さらに個別に進むとヒカリ以外はあっさり終わってしまい、正直「え!?もう終わり?」って思うと思います。さらにヒカリ以外のヒロインルートに入るとヒカリは登場しなくなるります。



 ヒロインのヒカリルートに限れば良かったかな。共通もすべてヒカリのためだけに用意された伏線とも考えられそれ以外のヒロインはあくまでおまけ程度に思ったほうがいいでしょう。共通ルートではなくあくまでヒカリと主人公の絆を深めるための前段階とでも思っておけばおk。そして各ヒロインルートはおまけの SSとでも思っておけばダメージはそこまでひどくない。ただそう考えても共通は退屈になると思うのでここを乗り切れるかどうかでフルコンプできるかが変わってくる。ここをクリアできれば個別は生徒会戦の後の選択肢だけで個別に入れると思うのでそこでセーブしておけば楽ちんです。ヒカリグランドにはタイトル画面から入れますので共通を見るのは1回だけですね。

 また宗教ネタは全く気にしなくておk。多少用語とか出てきますがそんなもんなんだ程度に流して大丈夫です。ノアっていう登場人物が物語に関わりのある用語は説明してくれます。詳しく知りたいのならグーグル先生に頼るといいでしょう。


・考察
 ヒカリ=姫ってのは体験版で予想できますが、問題は時系列ですね。プロローグのヒカリ懺悔は9年後、そして主人公に視点がもどって現在、そして共通。そしてこの共通+ヒカリの個別はヒカリの千年王国って位置になるのだと思います。千年王国は神の幸せな統治後崩壊し神の国・・・楽園へと続くのですが共通+ヒカリ個別は限られた期間のヒカリの幸せってことなんだと思う。ただ自分を助けるために負った主人公の記憶障害をきっかけ絶望しただ祈るのみになってしまった。そして束の間の千年王国で主人公と暮らし始めた。このヒカリの千年王国は止まり木(=秘跡荘)だった。束の間の休息。疲れ切った姫が休む。ヒカリをして主人公とささやかな生活を送る。姫が夢見ていた主人公との生活を描いた幸せな期間。でもそれでは前に進めない。止まり木から、つまり夢を終わらせて現実、つまり9年後の生活に戻る。その戻る勇気が戻ったとき審判はくだされ自由な生活が始まる。と私は思いました



 グランドでは主人公が溺れた姫を助けて記憶障害になってますが、グランドの過去編だと事故、そして現代編楓は姫が抜け出し危うく姫を撥ねそうになってます。ここの解釈ですがきっと今までの姫は自分が死んででも主人公を助けたかった。でもループを繰り返すうちに旭に「あなたも戦いなさい」と言われた。そこから自分も生き残らなければいけないと思った結果じゃないでしょうか?(補足ですがグランドの過去どおりに事故で主人公が・・・ってならなかったのは過去は変えられない。ただ未来ならいくらでも変えられるというなかひろなりのメッセージかもしれませんね。)ヒカリが姫を守ったんだと思う。というかヒカリと主人公が姫を守ったといったほうがいいかもしれない。もしあの事故の描写はきっとヒカリが主人公に諭されてるシーンだと思う。あのシーンで過去を受け入れ前に進む勇気を持てたからこそエピローグにつながるわけでもし持てないようならあそこで死んでいたのかも知れない。

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